2012年3月12日月曜日

おおすぎあきひろさんの場合


昨年2月に行われた第1回C.I.Y.11月のC.I.Y.と「メディア作成集中講座」に参加した。その間に僕は36歳になって、勤めていた広告代理店を辞めフリーランスになった。今は、「写真と、企み」という名前で、広告制作や写真撮影、ときどき活版印刷をしている。


PAPER SKY』や『PLANTED』などを手がけるクリエイティブディレクターで編集者のルーカス・B.B.目当てでC.I.Y.に参加。(ちなみに、『PLANTED』の創刊号から3号連続で読者プレゼントに当選した)。その等身大で、ルーカスの感覚や気持ちを素直に形にするスタイルがとても魅力的だった。また、雑誌・ウェブ・イベント(アプライドメディア)という、各メディアの特性を活かし相互に補完しながらメッセージを広く伝えていく方法は、大いに参考になった。

ルーカス・B.B.さん(撮影:久保木裕子)














僕自身も過去に、大人の部活動と称して友人たちと写真部を結成。みんなでぞろぞろ町を歩きながら撮影。夜には写真を肴に酒を飲むという活動を行っていた。同じ被写体でも人によって切り取り方がさまざまで、自分では気づかなかった町の魅力を知ることができた。さらに縁あって写真展という形で、これらの活動を発表する機会を得たものの、僕自身の多忙と重なり、今は休部中となっている。


C.I.Y.に参加して、何かが大きく動いたということはまだない。ただ、キュレイションは、これまで仕事でしてきた編集や広告と同じで、モノに価値を与えたり、潜在的な魅力を気づかせたりする技法だと思う。個人的に今、失いかけている町場の写真館の役割に興味がある。大げさなメッセージではなく、自分の内から出てくる言葉を大切に、あらためて動き始めようと思ってる。

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